9月28日、北京京港地鉄有限公司が運営する北京地下鉄4号線・16号線の国家図書館駅に、テクノロジー感満載の地下鉄駅スマートサービスロボットが正式に「出勤」した。乗客からの問い合わせに答えたり、現場への道案内をしたり、地下鉄運営のお知らせをしたりと、さまざまなスマートサービスを提供していた。中国新聞網が伝えた。
「阿捷」という愛称のこのロボットは、乗客に多様なスマート移動交通サービスを提供するものだ。前面の大きなディスプレーにはスマートアシスタントが「隠れており」、複数のスマートサービス画面が含まれる。「阿捷領路」機能をタッチして行きたい場所を指定すると、ロボットが実際に駅の自動券売機、エレベーター、出入り口、乗り換え通路などへ連れて行ってくれる。「阿捷問答」機能をタッチすると、地下鉄の利用時によくある質問、たとえば乗車券情報、日常的な問い合わせ、バリアフリーの移動などについて答えてくれる。また「情報チェック」機能をタッチすると、駅構内の配置図、駅周辺の地図、時刻表、路線図などを見ることができる。
このほか「周辺チェック」機能は電子地図に連結し、駅周辺の情報をリアルタイムでチェックすることができる。国家図書館駅は3路線が乗り入れ、駅周辺には冬季五輪・パラリンピックの会場となる首都体育館があるので、「阿捷」には特別に「冬季五輪・パラリンピックネットステーション」の画面も設置され、乗客に五輪・パラ関連情報を提供している。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年9月29日