今月7日12時59分に、二十四節気の19番目「立冬」を迎える。「立冬」の到来は、「春に芽を出し、夏には耕して草取りし、秋になって収穫」された後、「冬の貯蔵」の時期が来たことを示している。二十四節気をさらに約5日ずつ3つに分けた七十二侯を解説する「月令七十二侯集解」では、「立冬」について、「冬は、終わりであり、万物を貯蔵する季節」と解説している。人民網が各社の報道をまとめて報じた。
中国の北方エリアには「立冬」の日に餃子を食べる習慣があり、俗に「立冬に餃子を食べないと、耳が凍ってしまっても誰も助けてくれない」と言われている。これは中国では一般的に、身体のどこかに調子の悪いところがあれば、動物などのその部位を食べたり、補いたいところがあれば、それと同じ形の食べ物を食べると良いと言われているためで、餃子の形は耳に似ていることから、厳しい寒さの冬に耳が凍ってしまわないようにするため、北方エリアでは立冬の日に餃子を食べる習慣があるのだという。
今週末は北京市で初雪か 気温が10度ほど急降下へ
中国天気網の報道によると、今年下半期で最も強い寒波の襲来の影響で、今月5日から7日にわたり、北京市では雨や雪、強風の悪天候になり、気温が10度ほど急降下すると予想されている。
その過程で、北京市では今シーズン初の雪となり、7日早朝には市内でも積雪するとみられている。これは例年より約20日早い初雪となりそうだ。
北京市の基準では、市全域のスタッフが滞在する気象観測地点20ヶ所のうち、10ヶ所以上で降雪が確認されるか、市内の5ヶ所(朝陽、海淀、豊台、石景山、観象台)全てで、降雪が確認された場合、または市内の5ヶ所のうち3ヶ所以上で降雪が確認され、少なくとも1ヶ所の降雪量が0.1ミリ以上に達した場合、「初雪」と認定されることになっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年11月5日