中国科学院深海科学・工学研究所によると、科学調査船「探索1号」が5日、第21回科学調査航行の第2航行段階を順調に終えた。深海有人潜水船「奮闘者」号は現在まで、中国の27人の科学研究者を乗せ1万メートル級の深海潜水を21回行っている。新華社が伝えた。
探索1号は航行段階の科学調査任務を完了した後、マリアナ海溝から帰港し、53日を経て、今月5日に海南省三亜市南山港に戻った。探索1号に搭載された奮闘者号は同航行段階において計23回潜水し、うち6回は水深1万メートルを超えた。同時に航行段階に参加した科学研究者は数多くの貴重な深海水、沈積物、岩石、生物のサンプルを採取した。異なる深海の特殊環境や地質、生命など複数の学科の研究に貴重な資料を提供した。また同航行段階ではさらに深海有人潜水船「悟空」号、深海ガラス球と水中音響装置などの深海計器・装備の1万メートル級海中試験が展開された。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年12月6日