来年の春節(旧正月、来年は2月1日)は、旧暦12月29日が大晦日となり、旧暦12月30日は無く、その翌日に春節を迎えることに、あなたは気付いているだろうか?専門家によると、中国の旧暦の算出法は月の満ち欠けによる太陰暦を基準にしており、「朔望月」に基づいて1ヶ月の日数が決まる。「朔」というのは、月が完全に欠けて見えない日で、その月の1日(初一)となる。「望」というのは満月の日で、その月の「15日」となる。月と地球、太陽の間の相対運動は一定ではないため、「朔望月」の周期には29.27日から29.83日の幅があり、旧暦の1年には大の月(30日)と小の月(29日)がある。旧暦では毎月の1日が必ず「朔」となるため、大の月と小の月の並びもバラバラで、月の満ち欠けを観測しながら、それを根拠に計算して決めることになる。
今年の旧暦12月は小の月であるため30日がなく、そのため大晦日が29日になっている。旧暦12月が小の月となるのは、3年から5年に1度で、数年連続でそうなることもある。ちなみに2022年の次は2025年の春節が再び29日が大晦日となる年になる。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年12月24日