「虎がマスク着用を呼びかけ」年画ポスター(写真提供・武強県メディアコンバージェンスセンター)。 |
中国国内ではこのところ、新型コロナウイルス感染症の発生する地点が多くなり、その面積が広がり、頻度も高まっている。こうした状況の中、新年に家の門や扉、壁等に飾る版画である「年画の里」として名高い河北省衡水市武強県は感染症予防・抑制の願いを「武強年画」に込め、オリジナルの年画ポスターや年画動画を打ち出している。
「虎がマスク着用を呼びかけ」と題した年画ポスターでは、今年の干支の虎をモチーフに、マスクをつけて距離を保つことが感染症予防・抑制に重要な役割を果たすことを生き生きと伝えている。
年画の中で虎がPRする正しいモデルはこうだ。感染が確定した人と健康な人がどちらもマスクをして、1.8メートル以上のソーシャルディスタンスを保てば、感染率は限りなく0に近づくという。
「千年の歴史をもつ古い県」の武強は戦国時代に燕・趙の二国があったエリアに位置し、「年画の里」として有名だ。特に木版の年画には長い歴史があり、「中国農耕社会の縮図」や「民俗や生活が映し出された大観園(架空の庭園の名前)」などと高く評価され、2006年には国家級無形文化遺産リストに登録されている。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年3月23日