4月20日午前10時25分、二十四節気の6番目で、春の最後の節気である穀雨(中国語は「谷雨」)を迎えた。穀雨の到来は、春がもうすぐ終わり、夏が来ることを意味している。この時期になると、気温が上がり、暖かく湿った東風が「油」ほど価値があると言われる「春雨」をもたらし、万物が生長し、農家の人々が畑仕事に精を出し、美しい春の景色が広がる季節となる。人民網が報じた。
農繁期でも、中国の人々は暇を見つけては各種恒例行事を楽しむ。例えば、穀雨はボタンの花が見頃になる時期だ。毎年4月になると、山東省や河南省といった地域では大きなボタン祭りが開催される。また、南方エリアには、穀雨の時期にお茶を摘んで飲む習慣がある。この頃の茶葉は、つやがあり、青みのある緑色でやわらかく、「雨前茶」または「二春茶」と呼ばれている。一方、北方エリアは気温が南方エリアよりも低いため、この時期にチャンチンの新芽が旬を迎える。チャンチンの新芽は、栄養価が高く、春の香りと味覚を楽しむことができる。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年4月20日