11日に行われた第1回中国・中東欧諸国技術協力交流大会で、中国・中東欧諸国技術移転センターウェブサイト並びに「クラウドマッチングプラットフォーム」がリリースされた。12の中東欧諸国と中国の60機関が第1陣の協力パートナーになった。約20件の機関間協力覚書、10件のプロジェクトの協力協定についても近日中に合意する。科技日報が伝えた。
科学技術部(省)国際協力司の陳霖豪副司長はオンラインのあいさつで、「中国・中東欧諸国協力は、中国と中東欧諸国が共同の意向に基づき、共同の需要と共同の発展に着目し、手を携えて構築した地域を跨ぐ協力プラットフォームで、中国と中東欧諸国のための共同発展のチャンスを生み出した」と述べた。
中国・中東欧諸国技術移転センターウェブサイトは科学技術交流を促進する窓口・プラットフォームで、中国と中東欧諸国の双方向の産業イノベーション協力の需要を提供し、中国・中東欧諸国の最新の産業科学技術イノベーションの発展情報を紹介する上、オンラインマッチング交流システムを構築し、中国と中東欧諸国の科学技術交流と協力を促進する。同サイトを通じ、中国と中東欧諸国の科学技術実体は、中国と中東欧諸国の間で展開される科学技術イノベーション活動の情報を取得し、技術協力の需要を発表し、協力・交流パートナーを見つけ、オンラインマッチング・商談を展開し、プロジェクト協力の意向をまとめることができる。
中国・中東欧諸国水関連インフラ安全・健康国際連合研究センターの徐煒教授によると、同センターは主にインフラ構造健康診断技術の共同研究開発を展開しており、江蘇省内の複数の企業と中東欧諸国の大学・研究院(所)との十数年にわたる協力を実現させた。
華設設計集団股份有限公司の徐一崗執行副総裁は、「インフラのデジタル化、スマート交通、低炭素・環境保護、交通プロジェクト材料及び構造のイノベーションという4つの面で、中東欧諸国と協力している」と説明した。
ハンガリーイノベーションセンターの楊麗玲社長は、「ハンガリーの東方向きの発展政策は、中国の『一帯一路』(the Belt and Road)イニシアチブと完璧に合致する。当方は今回、複数の科学技術成果を持ってきた。電子情報や自動車製造などの分野で、中国の大学やテック系企業と長期的かつ効果的な協力関係を形成することを望む」と述べた。
江蘇省科学技術庁の王秦庁長は、「江蘇省はイスラエル、フィンランド、英国、チェコ、ノルウェー、シンガポール、オーストリアなど10近くの国もしくは地方政府と産業研究開発協力共同資金援助メカニズムを相次いで構築した。多くの有名グローバル企業が江蘇省を誘致し、研究開発への投資と生産を行っている。江蘇省は移転センターの役割を十分に発揮し、中国・中東欧諸国のイノベーション協力を強化し、双方の技術移転・イノベーションパートナーネットワークを構築し、双方向の技術移転・転化協力を推進し、共にイノベーション協力共同体を構築する」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年5月12日