黄海海域で海上公試運転する「国信1号」(撮影・尹言偉/人民視覚)。
世界初の10万トン級スマート漁業大型養殖工船「国信1号」が今月20日、山東省青島市で引き渡され、運用が始まった。これは中国の深・遠海大型養殖工船産業が「0」から「1」へと大きな一歩を踏み出したことを意味している。人民日報が報じた。
10万トン級大型養殖工船は、中国の深・遠海養殖において重要な設備で、台風や赤潮といった自然災害を回避しつつ、養殖に適した深・遠海の海域を移動し、養殖を効果的に展開することができるため、「動く海洋牧場」と呼ばれている。「国信1号」の投資額は約4億5000万元(1元は約19.2円)で、全長249.9メートル、排水量13万トン、積載量10万トン。船内に15個のイケスが設置され、イケスの水の体積は約9万立方メートルとなっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年5月24日