

5月22日は「国際生物多様性の日」で、今年のテーマは「すべてのいのちと共にある未来へ」。国家林業・草原局によると、中国は中国共産党第18回全国代表大会以降、絶滅危惧野生動植物及びその生息地の緊急保護を持続的に強化しており、多くの貴重な絶滅危惧野生動植物の個体群が回復に向けて増加した。国家重点野生動植物保護率は74%に上がり、生物多様性がより豊かになった。科技日報が伝えた。

中国は近年、絶滅危惧種救助プロジェクトを体系的に実施している。生息域内保全、生息域外保全、自然復帰、人工繁殖(栽培)などの措置により、典型的な陸地生態系の90%のタイプを効果的に保護した。ジャイアントパンダ、トキ、オグロヅル、チルー、ゴールデンヘデッドラングール、カイナンテナガザル、マンシャンパイソンバイパー、ソテツ、ラン科植物など300種以上の絶滅危惧野生動植物の野外個体群が安定的に増加した。200近くの各級・各種植物園を設立し、中国の植物区系の3分の2を占める2万種以上を収集・保存した。自然復帰した絶滅危惧植物は206種で、うち112種は中国固有種。ジャイアントパンダの野生の個体数は1864頭に増加、トキは6000羽を超え、アジアゾウは300頭に増加、チルーは30万頭以上に回復。野外から姿を消したシフゾウやモウコノウマの人口繁殖個体群が複数の地域でつくられ、現在の総数はそれぞれ1万頭近く、700頭にのぼっている。さらにその自然復帰に成功し、野外個体群を再構築し、生存エリアと範囲が拡大し続けている。

特に国家公園を主体とする自然保護地体制と国家植物園体制の建設を開始し、比較的整った生息域内保全と生息域外保全を組み合わせた生物多様性保護体制を形成した。三江源、ジャイアントパンダ、東北トラ・ヒョウ、海南熱帯雨林、武夷山の第1陣国家公園を設立し、保護面積が23万平方キロメートルにのぼり、陸域国家重点保護野生動植物の30%近くの種類をカバーした。北京で正式に国家植物園を設立したことは、中国の特色ある、世界一流の国家植物園体制の建設が新たな段階に入り、植物多様性の保護の安定性と信頼性がさらに上がったことを示している。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年5月23日
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