「中国はこのほど、関連データを発表し、2022年1-4月の経済情勢に関して報告した。」
▷消費市場の運営状況
2022年1-4月の社会消費財小売総額は前年同期比0.2%減の13兆8142億元(1元は約19円)だった。4月の社会消費財小売総額は前年同期比11.1%減、前月比0.69%減の2兆9483億元。うち、商品小売は前年同期比9.7%減の2兆6874億元、飲食業収入は22.7%減の2609億元だった。
▷対外貿易の状況
1‐4月、中国の輸出入総額は前年同期比7.9%増の12兆5800億元(1元は約 19円)だった。内訳は、輸出が前年同期比10.3%増の6兆9700億元、輸出が同比5%増の5兆6100億元だった。貿易黒字は前年同期比39.2%増の1兆3600億元に達した。
1‐4月、中国の貿易構造は引き続き改善した。一般貿易の輸出入総額は前年同期比11.2%増の8兆100億元と、貿易総額に占める割合の63.6%を占め、その割合は同比1.9ポイント上昇した。
東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国や欧州連合(EU)諸国、米国、韓国といった主な貿易パートナーとの輸出入総額も増加した。同期、中国の最大の貿易パートナーであるASEAN諸国との貿易総額は前年同期比7.2%増の1兆8400億元で、中国の貿易総額の14.6%を占めた。その他、中国の「一帯一路」(the Belt and Road)参加国との輸出入総額は前年同期比15.4%増の3兆9700億元だった。
民間企業の輸出入も急増しており、同期、その総額は前年同期比11%増の6兆1000億元に達し、貿易総額に占める割合は48.5%で、同比1.4ポイント上昇した。
▷外資誘致の状況
1-4月には、中国全土の実行ベース外資導入額が前年同期比20.5%増の4786億1千万元(1元は約19.1円)に達した。中国の外資導入構造は最適化が続き、中国市場は海外資本に対して力強く大きな魅力を持っている。
▷関連データ
民生を示す指標をみると、都市部調査失業率は上昇し、前月比0.3%ポイント(p)上昇の6.1%。全国消費者物価指数は同2.1%上昇し、上昇率が前月より0.6p拡大した。
不動産販売を見ると、1-4月には、全国の分譲住宅販売面積が同20.9%減の3億9768万平方メートルに達し、分譲住宅販売額は同29.5%減の3兆7789億元(1元は約19.1円)だった。中国人民銀行(中央銀行)のデータによると、4月の住宅ローンは605億元減少し、前年同期比増加額が4022億元減少した。
こうした問題について、国家統計局の付凌暉報道官は、「4月には主要な工業とサービス業に低下が見られたが、これは第2四半期の経済運営全体が低下するということではない。企業の困難を解決するためのさまざまな政策が持続的に力を発揮する中で、第2四半期も好調な成長傾向を維持することを確信する」と述べた。
(編集JZ)
「人民網日本語版」2022年5月27日