現在、中国の経済発展環境は複雑さ、厳しさ、不確実性が増大しており、成長・雇用・物価の安定は新たな挑戦に直面している。
国家統計局党組織のメンバーで副局長の盛来運氏は、「年間を通して見ると、今後も多くの困難や挑戦に直面する可能性はあるが、安定さの中で好転し、長期的に好転する中国経済のファンダメンタルズには変わりがなく、強靱性とポテンシャルが高く、融通の余地が大きいという基本的特徴にも変わりがなく、マクロ経済を安定させ、期待される発展の目標を達成するための有利な条件が多くそろっている」と述べた。
供給による下支えを見ると、中国では社会の生産力レベルが増強を続け、食糧総生産量は7年連続で6500億キログラム以上で安定し、製造業の付加価値は12年連続世界一となり、産業チェーン・サプライチェーンの強靱性が高い。需要から見ると、中国には14億1千万人の人口があり、世界でもっとも成長性を備えた国内市場がある。政策から見ると、中国政府は赤字率が低く、債務が全体としてコントロール可能で、政策ツールが多く、現在マクロ政策の取り組みを絶えず強化し、量の増加に向けた政策ツールが急ピッチで計画されているところで、これから成長の安定に向けた政策がさらに効果を現し力を発揮するものと期待される。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年5月13日