一日で完成! 3Dプリントで作られたPCR検査所が南京で使用開始

人民網日本語版 2022年05月25日14:35

3Dプリントは現在、各分野に進出している。多くの人が予想もしないようなオリジナル製品を短時間で作ることができる3Dプリント。でも、3Dプリントで作られた建物を見たことはあるだろうか。3Dプリントで作られた複数のPCR検査所がこのほど、南京市溧水区で正式に使用開始された。1日で1棟分の基本的な部材をプリントすることができ、さらに数時間かけて組み立てれば完成する。揚子晩報が伝えた。

南京嘉翼精密機器製造股份有限公司の生産工場には、精巧な作りの建物が2棟置かれていた。高さ約3メートル、敷地面積約10平方メートルのPCR検査所だ。

これは積み木のように積み上げたものではなく、各部材を組み合わせたものだ。PCR検査所の軽量化と輸送しやすさという性質を考慮しており、周囲の壁のみをプリントし、屋根、ドア、窓はトタン製を採用している。

責任者の王氏は、「この検査所はほぼ1日で部材をプリントできる。さらに部材を目的地に運び、2、3時間で組み立てが完了する。コストは1平方メートル当たり1500元(1元は約19.1円)ほどで、1棟のPCR検査所の全体的な建設費は1万元余り。検査所の耐用寿命は10−20年になる」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2022年5月25日

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