北斗、AI、5G技術…夏の収穫を支える強力なテクノロジー

人民網日本語版 2022年06月16日11:01

夏の収穫期を迎えた河南省の耕作地でクラウド技術や画期的な技術が活用されている。河南省大規模機械収穫作業がわずか18日間でほぼ完了した。13日時点の小麦収穫面積は約567万ヘクタール以上となっている。

河南省滑県の自動収穫

1台の自動刈取機が四角い区画を縦横無尽に走り、1時間当たり1.2ヘクタールのペースで、24時間連続で収穫を行う。

河南省鄧州市で、自動運転トラクターの調節を行う作業員。撮影・李明申

北斗測位システムとAIスマートアルゴリズムにより、自動運転トラクターは24時間連続の正確な作業が可能だ。旋回耕作やすき起こしの効率は人による運転の2倍となり、コストを大幅に削減した。

河南省南陽市で、麦わらが再利用のため回収された。撮影・李峰

金色の麦わらが一つにまとめられると、ベーラーがこれを「吸入」し、回転・圧縮・梱包を行い、1分もたたないうちに、円柱状に成型された梱包が吐き出される。

河南省三門峡市の小麦刈取機

麦が刈取機によって飲み込まれ、粉砕された麦わらが吐き出され、麦の粒がベルトコンベアによって輸送車両に運び込まれる。三門峡市の現在の小麦面積は7.6万ヘクタールで、機械収穫後損失率が1%減ると、110万キログラムの増産に相当する。麦わらの梱包・回収・再利用の実現により、汚染を減らせるだけでなく収入も増やしている。

河南省済源市スマート農業野菜産業モデルパーク。撮影・段二平

人工知能(AI)、5G技術による制御、水・肥料散布一体型機械……済源市梨林鎮スマート農業野菜産業モデルパークは毎年、果物と野菜を185万キログラム生産する。

河南省信陽市光山県空中立体スマート化育苗拠点。撮影・謝万柏

管理・制御のスマート化、大規模な集中育苗……信陽市光山県全自動スマート化工場育苗拠点の敷地面積は66.7アールで、3333ヘクタール分の苗を育てられる。

他にも自動スマート田植機、自走式スマート植物保護機、超硬質材料プラズマ肉盛カルチベーター、IoT(モノのインターネット)農業気象ステーション、植物病菌胞子捕捉装置など、以前は経験により農作業が行われていたが、現在はデータで管理している。現代農業技術が中国の食糧生産の質の高い発展を支え、食糧の総合生産能力が絶えず向上している。(編集YF)

「人民網日本語版」2022年6月16日

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