上海で引き渡しされる世界最大の2万4000TEU超大型コンテナ船。(撮影・張黎)
世界最大の2万4000TEU超大型コンテナ船の1隻目が6月22日、中国船舶集団有限公司傘下の滬東中華で引き渡しされた。同船の全長は399.99メートル、型幅は61.5メートル、貨物室の深さは33.2メートルで、一度に2万4000TEU以上を積載可能。世界でコンテナ積載量が最大のコンテナ船で、海で圧倒的な存在感を見せている。人民網が伝えた。
同船は積載能力が高く、更新・最適化されたセパレート型配置や混合式横隔壁、一体型ラッシングブリッジなどの革新的な軽量化・スリム化設計を採用することにより、同クラスの船舶の中で積載能力が最も高い。省エネ・低炭素性能が際立っており、世界最新の水動力最適化技術を採用することにより、多くの貨物を積載しても、高速で航行でき低燃費を実現。従来の燃料の2万3000TEUコンテナ船と比べると、毎日の航行で排出する二酸化炭素を約38トン削減できる。各種性能がいずれも世界の先端レベルに達している。居住環境が最適で、全密閉型船橋設計を採用し、船室の騒音を最小化し、全天候空調環境での操作・作業を実現。
同船は滬東中華の独自設計で、完全に独自の知的財産権を持つ。アメリカ船級協会(ABS)から認証を受けており、運営開始後は極東−欧州の航路に就航する。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年6月23日