広東省珠江口のシナウスイロイルカの個体数が約1100頭にまで回復

人民網日本語版 2022年06月24日11:14

珠江口のシナウスイロイルカ(写真提供・広東省林業局)。

広東省の珠江口シナウスイロイルカ国家級自然保護区は22日、2017年から2021年までの5年間の同保護区と周辺海域のモニタリング調査結果を発表し、珠江口に生息するシナウスイロイルカは約1100頭にまで回復し、個体数が安定して増加していることが明らかになった。中国新聞網が報じた。

モニタリングによると、珠江口のシナウスイロイルカは、斑紋をもつ亜成鯨と成鯨が依然としてメインで、確認されている幼鯨は少ない。

3段階の調査結果によると、珠江口のシナウスイロイルカの個体数は、2017年から2018年までが937頭、2018年から2019年までが800頭で、この2回のモニタリング調査で確認された幼鯨が占める割合は10%未満だった。その後、2019年から2021年にかけてその個体数は1100頭以上にまで回復し、確認された幼鯨が占める割合は13%となった。つまり、2019年以降、シナウスイロイルカの個体数は増加に転じ、幼鯨が占める割合もやや高まり、年齢構造が改善に向かっているということになる。(編集KN)

「人民網日本語版」2022年6月24日

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