雲南省麗江と西双版納(シーサンパンナ)を結ぶ観光列車Y774号の運行が7月23日からスタートした。これにより王龍雪山から熱帯雨林までが身近な距離となり、列車で雲南の美しい四季折々の風景を楽しむことが可能になった。今回運行がスタートした麗江-シーサンパンナ観光列車は、夕方に出発して翌朝に到着するダイヤで隔日運行され、全席寝台となっており、乗客は車内で一泊して翌朝目的地に到着する。普通寝台の料金は215元(約4千3百円)、交通費と宿泊費がこれだけで賄うことができ、時間とコストを大いに節約できる。
麗江とシーサンパンナは、雲南省の二大観光地で、国内外から多くの観光客が訪れている。特に、2021年12月3日に中国ラオス鉄道の中国国内区間が開通して以来、シーサンパンナはより多くの観光客から人気を集めるようになった。これまでに、乗客数は延べ436万4千人、1日あたり平均延べ2万人に達している。今年の暑運(夏休みの帰省・旅行に伴う鉄道輸送体制)がスタートしてから、1日あたり乗客数の記録が更新され、延べ5万1千人まで記録を更新しており、列車でシーサンパンナ旅行を楽しむことは、今では新たな観光スタイルの一つとなっている。(編集KM)
「人民網日本語版」2022年7月25日