絵文字の国際規格管理団体「ユニコードコンソーシアム」はこのほど、絵文字セット「Emoji 15.0」の候補となっている絵文字のサンプルイメージを公開した。候補は31種類と少ないものの、早くもその評判は上々だ。ここでは面白くてしかも使いやすいどんな新しい絵文字が候補となっているのか、見てみよう。
画像はEmojipediaから
「Shaking Face(震える顔)」やいろんな色のハート、お馴染みの「Goose(ガチョウ)」などの絵文字を使うと、ショートメッセージやチャットにいろんな思いを込めることができる。Emoji 14.0の候補は112種類だったことを考えると、31種類はかなり少ないものの、ネット上では多くのネットユーザーからポジティブなフィードバックがすでに寄せられている。
なかでも注目度が高い「震える顔」について、Emojipediaのキース・ブローニ編集長は、「実用性に富んでいる。本当に顔をブルブル震わせたい時、または心の中でそうしたい時に、これを使うことができる。この絵文字を収録する背後にはたくさんの根拠がある。例えば、地震に遭遇した時の状態をどのように伝えればいいのだろう?顔を震わせるというのは、漫画やアニメでよく見るビジュアルキューで、キャラクターは驚いた時や呆然とした時に、顔を震わせる」と説明する。
もう一つ話題となっているのは「ガチョウ」の絵文字だ。ネットユーザーは、人気ゲーム「Untitled Goose Game ~いたずらガチョウがやって来た! ~」に出てくるいたずらばかりしているガチョウに似ているとの声を寄せている。キース・ブローニ編集長は、よく使われる「くだらない(silly goose)」という気持ちを表すことができる」と説明している。
31種類の絵文字は、米カリフォルニア州に本部を置く非営利団体「ユニコードコンソーシアム」が選出し、9月の最終審査を経て、発表されることになっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年7月22日