香港特別行政区政府は8日、カナダのシンクタンクのフレーザー研究所がこのほど発表した世界経済の自由度に関する2002年度報告書の中で、香港地区を世界でもっとも自由なエコノミーに再び選出したことを歓迎するとのコメントを発表した。同報告書の発表が始まってから、香港地区はずっと首位をキープしている。新華社が伝えた。
同報告書には5大評価項目があり、そのうち「国際貿易の自由度」と「監督管理」の2項目で香港地区は引き続き首位にランク付けされた。
香港特別行政区政府の報道官は、「香港地区はこれまでずっとビジネス環境の最適化、市場の効率と関連措置の向上に取り組み、経済がより高い柔軟度と強靱性を備えるようにし、自由市場の優位性を発揮してきた。特区政府が高効率、自由で開放された、公平なビジネス環境を維持するために重ねてきた努力が改めて評価された」と指摘した。
同報道官は、「香港地区には独自の地位と優位性があり、それには法治と司法の独立、資金の自由な出入り、自由な貿易・投資制度、簡素で低税率の税制度、優れたビジネス環境、高効率で清廉な政府などが含まれる。特別行政区政府は引き続きこうした優位性を突き固めるとともに、企業の業務開拓、競争力の向上に有利な環境を提供し、さらには経済を持続的に繁栄・発展させる」と述べた。
また同報道官は、「今後を見通すと、香港地区は『一国二制度』の下で祖国を後ろ盾に、世界との連携、引き続き独自の役割発揮、発展の原動力の絶え間ない増強、国家発展の大局への積極的な融合を行い、国の第14次五カ年計画(2021-25年)、粤港澳大湾区(広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、澳門<マカオ>両特別行政区によって構成される都市圏)建設、『一帯一路』(the Belt and Road)の質の高い発展にしっかり歩調を合わせ、発展の歴史的チャンスをしっかりつかまえたい」と展望を語った。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年9月9日