福建省福州市の繁華街・鼓楼区華林路に、「長江以南で最古の木造建築」と呼ばれる千年の歴史を誇る「華林寺」がある。今でも残る「華林寺」大殿は、北宋乾徳2年(964年)に建造され、その建築技術や様式は唐・宋の時代の木造建築の中でも異彩を放っている。大殿には木の柱が18本あり、柱から上は全て組物が支え、鉄の釘は1本も使われていない。ここにしかなく記載も残っていない建築手法も数多くあり、唐・宋建築の「実物図書館」と称されている。 (編集KN)
「人民網日本語版」2022年8月24日