中国設備工業の付加価値額 過去10年間に年平均8.2%増加

人民網日本語版 2022年09月07日14:36

工業・情報化部(省)設備工業一司の王衛明司長は6日に行われた同部の記者会見で、「中国の設備工業の産業規模が拡大を続けており、2012年から2021年までの間に、付加価値額は年平均8.2%増加し、中高速成長ペースを維持し続けた。特に今年に入ってから、設備工業は新型コロナウイルス感染症の影響を乗り越えて先駆けて回復上昇し、製造業の急速な回復を牽引した」と述べた。新華社が伝えた。

同日の記者会見は「ハイレベル設備製造業の発展に力を入れる」をテーマとして行われた。

今年に入ってから、江蘇省の造船会社が水上輸送市場で事業を開拓し、新製品の開発・モデル転換を加速させ、質向上と効率向上を実現した。画像は江蘇省の太倉港経済技術開発区にある造船会社の様子で、複数の船舶が秩序よく建造されていた。(撮影・計海新。画像提供は人民視覚)

設備工業は大国の製造業にとって堅実な支えとなるものだ。この10年間、中国設備工業の産業規模は拡大を続け、産業構造が最適化を続けた。記者会見で発表されたデータによると、21年末現在、一定規模以上の設備工業企業(年売上高2000万元以上の企業)は10万5100社あり、12年に比べて45.30%近く増加した。資産総額、売上高、利益総額はそれぞれ28兆8300億元、26兆4700億元、1兆5700億元に達し、12年に比べてそれぞれ92.97%増、47.76%増、28.84%増だった。21年には設備工業の中の戦略的新興産業に関連した業界の売上高が、同18.58%増の20兆元に達した。

王氏は、「この10年間、我々は『ハイレベルCNC工作機械と基礎的製造設備』を着手点として、産業チェーン・サプライチェーンの不足を埋めようと努力を重ねてきた。工作機械業界はすでに整った産業体系を形成しており、産業の独自開発能力と信頼性のレベルが著しく向上した。これまでに完全にデジタル化された高速・高精度の動作制御、多軸の連動など複数のキーとなるコア技術でブレークスルーを達成し、国産ハイレベルCNCシステムは無から有への転換を達成し、国産工作機械の市場シェアは31.9%に上昇した」と述べた。

建設機械の分野で、中国はすでに22大分類の製品を手がけている。12年に90%弱だった国内市場シェアは現在は96%以上に上昇し、掘削機、クレーン、ホイールローダーなどの主要製品は生産量がいずれも世界一だ。(編集KS)

「人民網日本語版」2022年9月7日

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