第14回中国航空ショーで、中国が独自に開発した大型水陸両用機「AG600M」(通称、「鯤竜」)がお披露目され、空中消火システムの機能を全面的に展示した。広東省珠海市の中航通飛華南飛機工業有限公司の組立てラインでは現在、新しいAG600Mの組立が行われている。新華網が伝えた。
「AG600」は、中国の緊急時救援体制と自然災害防止体制構築における差し迫ったニーズを満たすために開発された重要な航空設備で、中国が初めて民用耐空性基準に基づいて開発した大型特殊飛行機。AG600M はAG600シリーズのうち空中消火任務を担う機種で、最大離陸重量は60トン、最大水積載量は12トン、最小飛行速度は時速220キロ、航続距離は4500キロとなっており、低空と低速での飛行、短距離での離陸・着陸を可能にしている優れた性能を備えている。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年11月11日