バーチャルヒューマン「谷小雨」が南宋徳寿宮遺跡博物館のガイド役に

人民網日本語版 2022年11月30日16:36

中国初の「宋韻文化」をPRするバーチャルヒューマン「谷小雨」がこのほど、宋韻文化フェスティバル開幕式及び南宋徳寿宮遺跡博物館の開館セレモニーで、司会者を務めた。谷小雨は、AIバーチャルガイドとして、南宋徳寿宮遺跡博物館に「常駐」し、来場者に徳寿宮の歴史、文化や宋の時代に隆盛を極めた韻文の形式「宋詞」を紹介したりするほか、展示ホールの見学コースを案内することになっている。

南宋時代(1127-1279年)の臨安城の中でも重要な宮殿遺跡である「徳寿宮遺跡」を整備して建てられた南宋徳寿宮遺跡博物館は、遺跡本体や出土した物品の保護、研究、収蔵、展示をメインとすると同時に、南宋の歴史、文化、遺産を紹介している。

谷小雨は、額や耳、髪を真珠で飾っているほか、美しい細眉は自然なラインで、上品なオーラを放っており、奥ゆかしい宋の時代の人々の品格を反映しながらも、しとやかで生き生きとした少女の雰囲気もあり、宋韻の気質が十分に表現されている。

谷小雨の技術チームによると、谷小雨はガイドとして働き始める前に、オープンデータ400G、パラメーター数30億の超大規模言語モデルによる訓練を受けたほか、膨大な量の宋韻文献や検索エンジンのサポートも受けており、宋韻に関するあらゆる知識を習得しているため、宋韻文化を語る「エキスパート」と言うことができる。

また、谷小雨には、口を音声に合わせて同時に動かす技術や、感情を表すさまざまな音声データを学習する機能が採用されているため、自然なリズムで、感情をうまく表しながら、独特な表現で話すことができる。また、表情が生き生きとしていて、口の動きも自然であるため、小雨の声を聞くと、きれいな女性ガイドに案内してもらっている気分を楽しむことができる。(編集KN)

「人民網日本語版」2022年11月30日

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