中国の「南水北調」(南方地域の水を北方地域に送り慢性的な水不足を解消するプロジェクト)の東・中線1期プロジェクトは今月12日、全面的に通水してから8周年を迎えた。ここ8年、同プロジェクトにより、中国北方エリアに586億立方メートルの水が送られ、1億5000万以上の人が直接的に益を受けてきた。また、沿線の大・中都市42都市の経済発展構造最適化がバックアップされてきた。
「南水北調」東・中線1期プロジェクトは2014年12月12日に全面的な通水を実現した。現時点で、安全で、安定した運営が続いている。
統計によると、「南水北調」プロジェクトの全面的な通水が始まって以来、北方地域に送られる年間の水の量は、約20億立方メートルから約100億立方メートルにまで増加した。うち、中線から送られる水は、送水を受ける地域にとって、計画補助水源から主な水源へと変わり、北京市内の7割以上の水が南方地域から送られてきた水となっている。また、天津市の中心部の水はほぼ全てが南方地域から送られている。東線の北延プロジェクトから水が送られる地域は河北省、天津市へと拡大しており、それらの地域の水供給保障能力が高まっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年12月13日