新疆維吾爾(ウイグル)自治区にある庫車(クチャ)天山大渓谷景勝地には12月中旬、山の斜面でのんびりと餌を食べるバーラルの群れの姿が見られた。現地では、数年前から、「草畜平衡(一定面積の牧草地で牧草の産出量に応じて飼育可能な家畜の頭数を定める)」、「禁牧減畜(放牧禁止・家畜数削減)」、「退耕還草(牧草地利用を止めて草原を回復する)」などの各種措置が講じられ、その結果、生態環境は効果的に改善され、森林植生および生態系の植生カバー率が持続的に向上し、バーラルなどの野生動物種の数量も増加し続けている。
冬の庫車大峡谷は、えび茶色をベースカラーに、山頂は雪にうっすらと覆われており、岩壁は色彩に富んでいる。天山の南麓、新疆阿克蘇(アクス)県地区庫車市の北部に位置する同渓谷は、庫車市中心部から約80キロメートル離れており、「神秘の大峡谷」や「悪魔の峡谷」として名高い。(編集KM)
「人民網日本語版」2022年12月15日