国家級気象干渉委託管理飛行機(B-10E6)が22日、新疆維吾爾(ウイグル)自治区で正式に引き渡されるとともに、初飛行に成功した。中国新聞網が伝えた。
国家級気象干渉飛行機の新疆での引き渡し・テスト飛行セレモニー。撮影・潘琦
新疆気象局の何清副局長は、「新疆が独自の気象干渉作業・探査飛行機を保有するのは初めてだ。飛行機に搭載されている機器・設備は、空中の雲・水資源及びエアロゲルなどに対する探査や人工降雨(降雪)作業などを行える。これは現在の中国の気象と気象干渉分野で最先端の航空機の一つだ」と述べた。 何氏は、「国家級気象干渉委託管理飛行機が新疆で導入された後、現段階の気象干渉作業飛行機の機種不足、レンタル困難、探査設備と経費の不足いった問題を極めて大きく改善し、従来のレンタル機による人工降雪作業の方法を変え、新疆の気象と気象干渉に独自の飛行機がないという空白を埋めることになる」と続けた。
国家級気象干渉委託管理飛行機「空中国王350」(B-10E6)。撮影・潘琦
新疆気象干渉弁公室の鄭博華シニアエンジニアによると、この高性能気象干渉・探査機のモデルは「空中国王350」(ナンバー「B-10E6」)で、雲・水資源の探査を行えるだけでなく、空中科学実験プラットフォームでもあり、新疆の気象メカニズムの探査と研究にサポートを提供できる。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年12月23日