中国新雇用形態研究センターが27日に発表した「中国ブルーカラー層雇用研究報告(2022年)」によると、ブルーカラー層は今、世代交代の時期を迎えており、40歳以上の占める割合が50%に迫るという。「北京日報」が伝えた。
中国の雇用市場の主要な構成要素としてのブルーカラーの労働者は、第二次産業および第三次産業に従事する労働者を指す。規模と構成を見ると、2021年の中国のブルーカラー層の規模は4億人以上に達して、両産業の労働者の69.4%を占めており、中国の7億4700万人の雇用人口に占める割合が53%を超えた。
調査研究データからわかるのは、ブルーカラー層は主に第二次産業に集中していることだ。40歳以上のブルーカラーの占める割合が50%に迫り、その平均年齢は中国の生産年齢人口の平均年齢を上回る。雇用の質の面では、ブルーカラーの大部分の平均月収は5千-8千元(1元は約19.2円)に集中している。
同報告によれば、中国のブルーカラー層は今、世代交代の時期を迎えており、改革開放後に労働集約型企業で働いてきたブルーカラー第1世代が徐々に労働市場からリタイアする一方で、「90後(1990年代生まれ)」をはじめとする1990年代以降に生まれた次世代ブルーカラー層が第1世代から「バトン」を受け継いで、ブルーカラー労働力市場の中心になりつつあるという。
業界分布を見ると、製造業のブルーカラーの履歴書提出数はサービス業の3倍以上で、労働集約型の製造業が常にブルーカラーの雇用の中心だということがわかる。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年12月28日