春節が近づき正月ムードも濃厚に　徐々に盛り上がる広州の消費市場

春節（旧正月、2023年は1月22日）が近づき、広東省広州市は正月ムードが徐々に濃厚になってきた。各大型商業圏の実店舗はより多くの消費者を迎え入れるようになり、市内トップクラスのECプラットフォームも正月用品ライブコマースイベントを相次いで打ち出し、消費の回復を推進している。中国新聞網が伝えた。

広州の天河路商業圏で街歩きや買い物を楽しむ市民の様子。（撮影・程景偉）

27日夜、広州の天河路商業圏の天環広場、天河城、正佳広場など複数地区の様子を見ると、11月下旬に比べ、大手商業施設の人の流れが明らかに増加した。多くの若者が連れ立って街歩きや買い物を楽しみ、多くの人がユニークなデザインや美しくデザインされたライトアップと一緒に写真を撮り、辺り一帯が西暦の元旦と旧正月の春節の訪れを祝うムードに満ちていた。

12月に入ると、新型コロナウイルス感染症対策の調整・最適化に伴って、広州では経済活動再開の動きが加速し、オフライン消費市場は回復傾向が続いた。「華南地域随一の商業圏」と称えられる広州天河商業圏では、12月初旬の1日あたりの人の流れが前月の約3.75倍になった。元旦や春節などの節目が近づき、商業施設はセールやキャンペーンのほか、テーマ展示、ガーデンマーケット、トレンド夜市など華やかなイベントを次々に打ち出している。

近いうちに、広州では複数の大型展示会が開催される予定で、エキシビションと貿易、ホテル、外食など各産業との深いレベルでの連携が推進され、消費をより多く掘り起こそうとしている。

オンライン消費も春節が近づくにつれ盛り上がりを見せている。広州トップクラスのライブ配信パーソナリティ「辛巴」さんのスタジオではこのほど、消費者の年越し料理の支度をサポートするため、車エビ、ロブスター、黒豚、干し柿、羊肉などの食品を複数種類取りそろえた。スタジオでは日常が戻り、消費市場が加速的に回復し盛り上がる様子を伝えるシグナルを発している。（編集KS）

「人民網日本語版」2022年12月28日