夜のとばりの降りる頃、北京市朝陽区にある国貿橋には自動車の長い列ができていた。仕事を終えた北京市民の宋韻さんが国貿駅から地下鉄に乗ると、車内には空席がなく、宋さんは「あの懐かしい感じが戻ってきた」と思ったという。
北京の交通当局が発表したデータによれば、12月17日には北京の地下鉄・都市鉄道網全体の旅客輸送量は延べ110万8900人だったが、29日は延べ603万9600人に増加したという。
北京華天飲食持株集団有限公司の白森森副社長は、「当集団傘下の北京の老舗レストランは目下、来店客数が7-8割まで回復しており、これから数週間は回復傾向が続く見込みだ」と説明した。
西暦の元旦、旧正月の春節(2023年は1月22日)の訪れが近づき、朝陽区の大規模商業施設は全面的に営業を再開し、華やかな年越しイベントを次々に実施している。朝陽区商務局の劉佳局長は、「ショッピング、外食、娯楽など何でもあるし、セール、一定額購入すると割引するサービス、クーポン券、優待も次々に打ち出されている。先週末に当区の重点商業圏の人の流れは57万人を超え、1日あたりの人の流れは前年同期の72%まで戻った」と説明した。
12月24日には、第9回全国大衆氷雪シーズン北京分会場と第9回北京市民快楽氷雪シーズンが始まった。シーズンは2023年4月まで続く。北京市社会スポーツ管理センターの孔憲菲センター長によると、「シーズン中、バラエティに富んだ多彩な大衆向け氷雪スポーツイベントが開催されるだけでなく、氷雪消費クーポン3万枚が市民に続々と配布される」という。
12月29日、北京の交通当局は最近の交通運営状況を発表した。それによると、都市部での生産活動の再開が加速的に推進され、社会はますます活発さを増して、市民の外食・娯楽、レジャー・ショッピング、親戚や友人との集まりなどでの移動ニーズが目に見えて回復上昇しており、道路網では車両の交通量が著しく増加して、一部の区間では短時間の渋滞も起きたという。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年12月31日