獲得感を得るためなら残業してもいいし、好きなことのためなら新しいことにチャレンジしてもいい。真面目に仕事をして暮らしたいし、趣味も必ず必要。北京や上海、広州、深センといった大都市にはこだわらず、小都市や農村にリバースする。「イケてる」新職業を好み、田舎で働く「ニュースタイルの農民」になってもいい。このように中国のZ世代は現在すでに「時代のステージ」の主役となり、トレンド・カルチャー、テクノロジー・イノベーション、消費動向を牽引する新たな主力となっている。
最近発表された「Z世代の勤務・生活に対する態度のインサイト報告」によると、現代の若者は変化することをためらわず、7割以上の若者は「裸辞(転職先を決めずに退職すること)」に不安を感じていない。仕事やライフスタイルが激変している現在、Z世代の7割は「デジタルノマド」に憧れており、「アバターデザイナー」といったメタバース関連の新職業が誕生している。また現在の若者は田舎を好んでおり、若者の過半数が、将来田舎で暮らすことを「考えたことがある」、または「計画する可能性がある」と答えた。そのうち12%の若者は田舎で事業を始める準備をすでに始めている。
本業だけでは経済的、精神的必要を満たすことができない場合、多くの若者が「副業」を始めている。調査によると、若者の約26%が「副業」をしていると答えた。最も多い副業トップ3は、EC(20.4%)、セルフメディア(17%)、知識・スキルの活用(16.8%)だった。メタバースという概念が誕生しているのを背景に、たくさんの新職業も生まれており、若者の3.3%が「アバターデザイナー」といったメタバース関連の職業に就いている。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年3月29日