米ニューヨーク州民主党アレクサンドリア・オカシオ・コルテス下院議員は最近、ショート動画アプリ「TikTok」のアカウントを開設し、初投稿の動画で「TikTokを禁止にする必要があるの?NOだわ」と発言した。中国新聞網が報じた。
アレクサンドリア・オカシオ・コルテス下院議員は「議論すべきだと思う。これは、前代未聞の行動だ。米国は国内でSNS企業の存在や運営を禁止したことはこれまでに一度もない。TikTokは米国でユーザー1億5000万人以上を抱えるアプリだ」との見方を示している。
そして、「通常、米国で国の安全の重大リスクに関わる重要な行動が論議される場合、まず、議会が機密扱いの関連報告書を受け取ることになっている。しかし、TikTokについて議会は機密扱いの報告書を受け取っていない」と指摘。「これほど重要な問題なのに、なぜ直接禁止法案を提起することになるのか、私はしっくりこない」としている。
米政治専門紙「ザ・ヒル」は、「TikTok禁止の決定が、米国の国家安全にとってそれほど重要なのであれば、国民はそれを通してどんな情報が流出しているのかを知っていなければならない」と指摘している。その点に関して、アレクサンドリア・オカシオ・コルテス下院議員は、「国は全てのSNSプラットホームを調査するべきだ」と指摘している。
アレクサンドリア・オカシオ・コルテス下院議員が投稿した動画には、多くのネットユーザーから「いいね!」が寄せられているほか、再投稿などで拡散されている。ネットユーザーからは、「理性的な声を上げてくれてありがとう」や「TikTokを残そう!」、「TikTok禁止するなら、フェイスブックやインスタグラム、ツイッターなども禁止するべきだ」といった声が寄せられている。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年3月28日