国家航天局によると、同局は28日、世界オゾンカラム濃度モニタリング図、世界二酸化炭素カラム濃度モニタリング図、輝度温度モニタリング図、海氷モニタリング図、ハイパースペクトルデータ立方体図などを含むハイパースペクトル総合観測衛星の初の画像成果を発表した。ハイパースペクトル総合観測衛星の温室効果ガス探査、内陸水域水質定量リモートセンシングモニタリング、地上物体詳細分類、鉱産資源調査などの面の重要な応用成果を示している。中国新聞網が伝えた。
ハイパースペクトル総合観測衛星のハイスペクトルデータ地上物体分類図。画像提供は国家航天局
ハイパースペクトル総合観測衛星の火山モニタリング図。画像提供は国家航天局
今回発表された画像成果は画像の質、地上物体の種類、イメージングモデルなどの要素を総合的に考慮し、ハイパースペクトル総合観測衛星に特有の機能・性能を示せる画像成果を計14点選択した。中には7点の可視短波赤外線ハイスペクトルカメラ画像、4点の微量ガス差分吸収分光計画像、3点の広域熱赤外線イメージャー画像が含まれる。
ハイパースペクトル総合観測衛星の北極航路モニタリング図。画像提供は国家航天局
ハイパースペクトル総合観測衛星の世界オゾンカラム濃度モニタリング図。画像提供は国家航天局
ハイパースペクトル総合観測衛星は高分解能地球観測システム重要特定プロジェクト宇宙システムの重要な構成部分で、高分解能特定プロジェクトにおけるスペース・セグメントの建設任務が全面的に完成したことを示している。同衛星は2022年12月9日に打ち上げられた後、6ヶ月にわたる軌道上試験の段階に移った。衛星プラットフォームシステムとペイロードの機能試験が23年1月21日に完了した。各ペイロードの前処理された画像は高品質で、軌道上でのコンディションが安定しており、正式に衛星・地上一体化試験の段階に移った。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年3月30日