中国銀行研究院は3日に「2023年第2四半期経済金融展望報告」を発表した。それによると、2023年第1四半期には、新型コロナウイルス感染症の影響が明らかに薄らぎ、経済安定政策が前倒しで計画・実施されるのにともなって、中国経済は回復し続け、生産と需要の両サイドがともに改善し、雇用と物価が全体的に安定し、市場の信頼感と期待が大幅に好転した。
同報告は第2四半期の展望として、中国経済はこれからポストコロナの回復期に全面的に突入すると予測している。今年の政府活動報告の計画では、中国はこれから政策の連続性と方向性を保ち、各種政策の協調・連携を強化するとしている。これは経済運営の持続的な好転にとって重要な保障を提供することになる。また、比較の対象となる2022年第2四半期の国内総生産の成長率はわずか0.4%にとどまったことを受け、2023年第2四半期は7.6%前後の成長率に達する見込みで、通年でも高い成長率になることが予測されるとしている。
「人民網日本語版」2023年4月6日