ネットショップで商業衛星販売開始! 価格は約3870万円から

人民網日本語版 2023年03月31日16:43

3年前に中国のショッピングサイト・淘宝のライブ配信ルームで「ロケット」を売っていたことが話題になったが、3月30日から、今度は「衛星」も購入できるようになった。同日、中国初の民間衛星メーカー「九天微星唐山衛星工場」が、淘宝のショップ「中国航天太空上新」で商業衛星3種類の販売を開始した。価格は200万元(1元は約19.4円、約3870万円)からとなっている。人工衛星がECプラットホームで一般向けに販売されるというのは、世界でも初めてのことだ。

一番安い「ルービックキューブ」ほどの大きさの衛星「1U立方星」は、重さが5キロ未満で、主に教育の分野に利用される。例えば、学校が校内に衛星測定・コントロールポイントを設置して、衛星の電波を受信したり、軌道上の衛星のデータをリアルタイムでモニタリングしたりすることができる。また、学生は衛星を操作してリモコン撮影することができる。

「九天微星」の謝涛董事長は、「唐山衛星工場で生産が始まり、『衛星の打ち上げはお金がかかる』という問題が解決できた。衛星の研究開発のプロセス最適化や中国国産のコアシステム採用、キーテクノロジーの研究開発などを通して、自動車を生産するかのように衛星を生産できる。数年以内に、中国の衛星の価格は60%下がると見られている」と説明する。

人工衛星が初めてECプラットホームを通して、一般向けに発売されたことについて、謝董事長は、「将来を見据えた試み。まず、科学知識の普及や潜在顧客を発掘することをメインにする。中国の衛星インターネット産業が発展するにつれて、商業衛星の用途もさらに幅広くなり、淘宝で日用品を買うように、衛星を購入することができるようになるだろう」との見方を示した。

宇宙飛行関連の科学知識普及専門家・王君毅氏は、「淘宝で衛星を販売することには特別な意義がある。中国の宇宙飛行事業は近年、急速に発展しており、一般の人々の注目や支持が欠かせない。衛星メーカーが淘宝で衛星を販売するというのは、単なる販売と言うよりも、国民的ECプラットホームを通して、宣伝し、科学知識を普及させるという意味合いが強い。民間宇宙飛行事業が本当の意味で成熟に向かうためには、各世代の人々の努力と継承が欠かせない」との見方を示した。(編集KN)

「人民網日本語版」2023年3月31日

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