ロイター通信の現地時間17日の情報によると、バングラデシュとロシアはこのほど、ロシアがバングラデシュで建設中の原子力発電プロジェクトの費用を人民元建てで決済することに合意した。
報道によれば、バングラデシュは現在、ロシアの国営原子力企業のロスアトムと協力して、原子力発電所2ヶ所の建設計画の1ヶ所目の建設を進めている。同プロジェクトの費用は約126億5千万ドルに上り、そのうち90%の建設資金はバングラデシュがロシアから受けた融資でまかない、借入期間は28年、猶予期間は10年となっている。
ロシア・ノーボスチ通信社の報道によると、この建設中の原発はバングラデシュの首都から160キロメートルのところにある。発電ユニットは2基あり、使用期間は60年間で、20年間の延長が可能だ。ロイター通信によれば、同プロジェクトは停電がたびたび起こるバングラデシュの電力不足を緩和することを期待されているという。
「人民網日本語版」2023年4月19日