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海の見える部屋や湖の見える部屋に泊まったことはあるかもしれないが、「ブタの見える部屋」に泊まったことはあるだろうか。浙江省金華市婺城区のパンダピッグ-両頭烏ブタ国際牧場に行けば、かわいい子ブタたちが、冬は暖房、夏はエアコンが効いた飼育場で飼料を食べ、泉の水を飲み、おもちゃで遊び、音楽を聞く様子を見ることができる。観光客はコーヒーを持ってブタの飼育場横の長い廊下をゆっくり歩き、飼育場とガラス1枚で隔てられた「ブタの見える部屋」は観光客がいつでも泊まれる。
金華市の両頭烏ブタは、中国の豚の品種ランキング1位。頭とお尻が黒く、体は白みがかったピンクで、パンダと配色が似ていることから、、「パンダピッグ」という可愛い名前が付けられた。その上、優れた品種で、全国で重点的に保護する8つの地方ブタ品種でもトップに位置付けられている。同牧場はこのブタをイメージキャラクターにした複合型のファミリー向けインタラクティブ娯楽施設だ。
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これまで両頭烏ブタはもも肉がハムになるだけで、経済的価値が十分に開発されておらず、現地の養豚農家はあまり飼育したがらなかった。しかし、金華ハムの評判が遠くまで伝わるようになり、新世代の起業家が農村にUターンするようになると、養豚はもうけの出るビジネスに変わった。
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「ブタの見える部屋」があるパンダピッグ-両頭烏ブタ国際牧場は、普通の養豚場ではない。お城の形をした一番大きな建物は豚舎で、庭園と茶畑に囲まれ、クチナシの花の香りが広がっている。豚舎は完全クローズドループ式で管理され、少しも臭わない。ここでは、カフェや会議ホールをあえて豚舎の中に設置し、観光客はコーヒーの豊かな香りに包まれながら、子ブタが生まれ、乳を飲んで育ち、大きくなっていく養豚の全プロセスを見学することができる。
「ブタの見える部屋」の大きな窓から眺めると、養豚業がすっかり生まれ変わったことがわかる。新世代の農家が今、養豚業に資金、技術、斬新な理念を次々にもたらしている。（編集KS）
「人民網日本語版」2023年6月26日
