安徽省黄山市祁門県では夏の訪れとともに、「福」や「禄」、「寿」、「囍」、「旺」といっためでたい意味の文字がデザインされた伝統菓子の「徽州嵌字豆糖」の生産と販売がピークを迎えることになる。生産メーカーの職人たちはその生産と出荷に忙しく立ち働いていた。中国新聞網が伝えた。
「嵌字豆糖」は、麦芽糖シロップと黒ゴマ粉、大豆粉という3種類の材料を使い、シロップ作りと製粉、攪拌、生地をそれぞれ伸ばし、文字のデザインを作り上げ、再び引き延ばしてカットしていくといった28工程を経て、完成する。「嵌字豆糖」の生地をカットしていくと、まるで金太郎飴のようにどれも同じめでたい文字が現れる。まさに見て楽しい、食べて美味しい伝統菓子と言える。(編集KM)
「人民網日本語版」2023年7月10日