香港「十大中文金曲」、イーソン・チャンが総なめ　栄誉賞にジャッキー・チュン

　香港ラジオ局の香港電台が主催する音楽アワード「第35回十大中金曲頒奨音楽界」が20日に開催され、イーソン・チャン（陳奕迅）とジョイ・ヨン（容祖兒）がそれぞれ男女別の最高賞（最優秀流行歌手大賞）を獲得した。また、35周年を迎えた今年は特別に「金曲35周年栄誉大賞」が設けられ、圧倒的な歌唱力で「歌神」と称される香港の歌手・俳優のジャッキー・チュン（張学友）が今までの功績を認められ同賞に輝いた。「環球網」が伝えた。

　「十大中文金曲」は、香港流行音楽の振興と発展に伴って1978年にスタート。香港で唯一の政府が運営するラジオ局、香港電台が主催し、香港作曲家および作詞家協会、国際アルバム協会（香港会）、香港アルバム商会協会が提携する音楽アワード。香港の4大音楽アワードの中で、最も古く権威ある賞として毎年高い注目を浴びている。第23回の「十大中文金曲」アワードからは香港のみならず「中国全土」の歌手が競う音楽アワードというコンセプトに変わり、ナー・イン（那英）やティエン・ツェン（田震）、チェン・ミン（陳明）、スン・ナン（孫楠）などの中国大陸の歌手たちが初めて香港音楽アワードの主流の場に登場した。

　最高賞にあたる最優秀流行歌手大賞を獲得したイーソン・チャンは同アワードで5賞を、ジョイ・ヨンは4賞を獲得したほか、本格的中国R&Bシンガーとしてその才能と実力が評価されているカリル・フォン（方大同）が3賞、レオ・クー（古巨基）は2賞を獲得した。ヒット曲「重口味」で「全球華人至尊金曲奨（全世界中国人が最も尊敬する金曲賞）」にも選ばれたイーソン・チャンは6年連続で「十大中文金曲」の最高賞を獲得。一方、ジョイ・ヨンは13年連続で「十大中文金曲」に選出、9年連続で最高賞に輝き、今年の4大アワードでは計14賞を獲得し、本年度の最終的な勝利者となった。

　今年35周年を迎える「十大中文金曲」は、今年特別に「金曲35周年栄誉大賞」が設けられ、これまでに最多金曲賞24賞を獲得し計6000万枚以上のアルバムを売り上げている歌手・俳優のジャッキー・チュンが選ばれた。同アワードに出席したジャッキー・チュンは◆忍光ラジオ局長からトロフィーを受け取った際、受賞した歌手たちや客席の観客たちからスタンディングオベーションによる大きな拍手と祝福を受けた。（編集MZ）

* ◆は登へんにおおざと

　「人民網日本語版」2013年1月22日