朴槿恵氏、初外遊で日本を冷遇
【中日対訳】 韓国外交通商省は大統領職務引継ぎ委員会の活動報告で「朴槿恵氏は就任後、米国、中国、日本、ロシアの首脳と年内に会談する。今年前半にまず米国と中国を訪問することになるだろう」と表明した。国際金融報が伝えた。
■韓米同盟を強固に
朴氏は選挙公約で、韓米同盟を包括的・戦略的同盟関係に引き上げるため、最初の訪問国は米国になるとの考えを表明した。韓国外交通商省の活動報告は首脳会談の時期は新政権発足後、作業会議を通じて決定されるとの見通しを明らかにした。
すでに6日には複数の韓国政府筋と引継ぎ委員会関係者が、今年5月の朴氏とオバマ米大統領の首脳会談に向けて積極的に動いていることを明らかにした。「今年が韓米同盟60周年であることから、われわれは両国の政治、経済、軍事協力を一層強固にすることを希望する」。
■中日の微妙な入れ替え
朴氏の中国と日本への訪問も慣例に従い今年前半に行われる。首脳会談の順序は新政権発足後に決定すると見られる。李明博大統領の就任後初の外遊先は米国と日本だった。
産経新聞の観察によると、最近韓国は明らかに中国寄りになっており、日本にとっては相当厳しい状況と言える。大統領当選後の朴氏と各国大使との会談に、韓国が中国寄りになっていることがよく現れている。これまで歴代当選者は米国大使との会談後、日本大使と会談すると決まっていた。だが今回は中国大使が2番目で、日本大使は3番目だった。また、靖国神社放火の中国人容疑者の引き渡し問題で、韓国は日本の要求を拒絶し、中国に送還した。この他、公式、非公式の場で主要国の国名を挙げる際、常に「米国、日本、中国、ロシア」の順だったが、最近では「米国、中国、日本」の場合が多い。以前はよく聞かれた「伝統的友好国の日本」との表現は、現在ではなかなか聞かれない。
朴氏はユーラシア大陸地域との協力強化も約束。これと関連する韓露首脳会談は双方の日程に基づき、今年後半に行われる可能性がある。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年1月15日