台湾地区芸能人は中国大陸部で高収入 (2)
■制作グループと共に北上
俳優の他に、台湾地区のプロデューサーもひそかに「北上」している。かつてF4を手がけた「台湾地区のアイドルドラマの母」と呼ばれる柴智屏(チャイ・ジーピン)は昨年末に台湾地区のドラマ市場からの引退を発表し、傘下のアイドルドラマ専用の制作会社2社を解散した。彼女は、台湾地区のアイドル市場は容量がますます縮小しているとして、「北上」して中国大陸部の芸能界と協力すると明らかにしている。
業界関係者によると、現在台湾地区でのドラマ撮影コストは1シリーズ約100万元だが、これは中国大陸部の有名俳優の1シリーズの報酬に相当する。ここ数年、米国や韓国、中国大陸部のドラマが台湾地区では人気を集めており、台湾現地のドラマの余地は減り、従来台湾地区が得意としていたアイドルドラマの質も低下を続けている。
■演技も会社経営も
台湾地区の芸能人は演技だけでなくビジネスも得意とし、中国大陸部でビジネスを展開している。上海では張信哲(ジェフ・チャン)は「上海三千院」というレストランを経営、俳優の孫興(スン・シン)の「非常越餐館」も商売繁盛している。周傑倫(ジェイ・チョウ)は成都で「亜洲舞道館」を開き、西安ではカラオケ店も持っている。呉宗憲(ジャッキー・ウー)は昆山でLED工場を経営。一度は経営不振に陥ったが、2012年には彼の芸能活動の収入を上回る収益を挙げたという。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年8月29日