巨匠・李安監督の新作は 3Dボクシング映画
今年アカデミー監督賞を受賞した台湾の巨匠・李安(アン・リー)監督は、新作として3Dボクシング映画に的を絞っているようだ。英国の脚本家で映画プロデューサーのピーター・モーガン氏がこのほど、英紙「デイリー・メール」の取材に対して、「李監督は現在、ボクシングの世紀の一戦をどのように利用するかを探っている」と語ったのだ。信息時報が報じた。
モーガン氏は「私と李監督は『世紀の一戦』と名の打たれた世界ヘビー級タイトルマッチ・モハメド・アリ(米)VSジョー・フレイジャー(米)を見て、ボクシングの試合で見られる人と人の残酷なぶつかり合いを研究した。アリは身体面だけでなく、精神面からもフレイジャーを攻撃している。試合中、アリはフレイジャーを嘲弄し、けなしていた。李監督は3D技術を通して、見ている人をリンクに上がっているかのような気持ちにさせ、その闘いを感じてもらいたいと思っている」と語った。
モーガン氏はさらに、「李監督は特殊効果を使って、俳優と実際のボクシングの試合の場面を合成させたいと思っている。この映画のシナリオができるのは早くても来年。映画が完成するのは早くても2016年だろう。もっと遅くなるかもしれない」とした。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年11月5日