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高齢化社会の日本を中国の参考に (3)

日本では、元気いっぱいの高齢者も多く見かける。

 善隣協会の会合に出席した時、私は特にこの点を感じた。第二次大戦の終戦から1950年代まで、中国は一部の思想改造を終えた戦犯を日本に帰した。彼ら戦犯は中国に殺されなかった恩を感謝して、日本で善隣協会を設立し、もっぱら中国との友好を主張してきた。ここでの会合では、会議室に入っていくと私と同じくらいの年齢の人が多いように見えた。聞いてみると皆60歳をとうに過ぎているという。

 中国で発生していることが彼ら会員の議論の主な内容だ。出される質問の内容から、彼らが非常によく勉強してからここに討論に来ていることがわかり、まったく高齢者であることを感じさせない。

 老人大学で教鞭をとっている村田忠喜教授によれば、日本の高齢者が退職後文学を学んだり、ピアノを習うなどのことはよくあるという。

 60歳で定年してから日本でいうところの「後期高齢者」である75歳まで、少なくとも15年間ある。多くの日本人はこの15年間、相変わらず元気いっぱいで社会でさまざまに活動している。私は60歳から75歳までの多くの高齢者がボランティアに参加してより高齢な人々へのサービスを行っているのを目にした。サービスをするたびに現地で使えるチケットがもらえる。彼らは町に繰り出し居酒屋でこのチケットを使い、定期的にボランティア同士のコミュニケーションを図るという。少しも年齢を感じさせない。

 「2013年度WHO(世界保健機構)レポート」によれば、日本人の平均寿命は83歳と、中国人の76歳と比べ日本は7年も長い。高齢者の健康は、生活レベルの向上だけでなく、社会への貢献ができるということも意味している。(編集EW)

 「人民網日本語版」2013年10月22日

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