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習近平総書記が呉伯雄名誉主席と会見 両岸関係に4つの意見 (2)

 (3)相互信頼の強化、良好な働きかけ合い、小異を残して大同につくこと、実務・進取の姿勢を堅持する。相互信頼の強化とは、1つの中国の枠組みを守るという原則的問題においてより明確な共通認識と一致した立場を形成することが核心だ。良好な働きかけ合いとは、意思疎通、対等な協議、同じ方向に向かう姿勢を強化し、互いに善意を示し、両岸関係の平和的発展という苦労して手に入れた局面を守り、相互間の問題の情理にかなった解決を図ることだ。小異を残して大同につくとは、共に困難を乗り越える精神に基づき、政治的知恵を発揮し、両岸関係の発展を推し進めるとの共通認識を固め、拡大し、溝を適切に処理、管理、コントロールすることだ。実務・進取の姿勢の堅持とは、実事求是の姿勢に基づき、現実に立って、段階的に進め、着実に前進し、困難に遭遇しても停滞せず、いかなる妨害にも困惑せず、後退を防ぎ、避けることだ。

 (4)両岸関係の全面的発展を着実に推進する。第一に両岸関係の大局の安定を引き続き維持する必要がある。「台湾独立」分裂勢力およびその分裂活動は依然として台湾海峡の平和にとって現実的脅威であり、引き続きいかなる形の「台湾独立」分裂主張・活動にも反対し、抑え込まなければならず、いかなる妥協もしてはならない。両岸関係の大局の安定を基礎としたうえで、各分野での両岸の交流・協力には広大な余地がある。

 呉名誉主席は「『1992年の共通認識』の堅持、『台湾独立』への反対は国共両党の一致した立場であり、両岸関係の平和的発展の基礎だ。両岸の法律、体制は共に1つの中国の原則を実行し、1つの中国の枠組みで両岸関係を位置づけており、『国と国との関係』ではない。馬英九氏は最近『2つの中国』『1つの中国、1つの台湾』および『台湾独立』を推し進めないことを重ねて表明し、中国国民党の一貫した路線を堅持した」と強調した。(編集NA)

 「人民網日本語版」2013年6月14日

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