中国アモイでバス出火、47人死亡 刑事事件で捜査
高架橋の上で出火・爆発したバス=7日、福建省厦門市 |
中国福建省厦門(アモイ)市で7日午後6時20分ごろ、走行中の路線バスから出火し、47人が死亡、34人が負傷した。
事故を起こしたのは「バス高速輸送システム(BRT)」と呼ばれ、専用レーンを運行するバス。突然黒煙が立ち上り、乗客らが避難。出火から約10分後に車両で爆発が起きたという。
中国共産党中央委員会、国務院(政府)はこの件を重く見て、習近平国家主席、李克強総理および孟建柱・中央政治局委員(中央政法委員会書記)が重要な指示を出した。公安部(公安省)の郭声◆部長(国務委員)が党中央・国務院の指示を受け、直ちに緊急対策チームを率いて現地入り、陣頭指揮に当たっている。
8日未明1時ごろ、現地入りした郭部長は直ちに現場を視察。現場検証の結果、バスのタイヤや燃料タンクに異常は見られなかった。さらに同バスはディーゼル・エンジン搭載車にもかかわらず、現場で見つかった助燃剤はガソリンだったことから、公安当局は深刻な刑事事件とみて捜査を進めている。(編集YT)
*◆は王へんに昆
「人民網日本語版」2013年6月8日