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習近平主席、米大統領と2回目の会談

 中国の習近平国家主席は8日、米カリフォルニア州の故ウォルター・アネンバーグ氏夫妻の旧邸宅で2回目の首脳会議を行った。両首脳は自国の経済情勢や経済政策を説明し、両国の経済関係について意見を交わした。新華網が伝えた。

 習氏は中国経済の現状について、「中国の第1四半期(1-3月)国内総生産(GDP)成長率は7.7%。このような成長率は経済構造の調整や経済成長の質と効率の向上に有利に働く。われわれは健全で長期的・持続的な経済発展の維持に大きな自信を持っている。中国経済の明るい見通しを十分に把握した上で、われわれはリスクや課題の存在も認識している。全体的に見れば、こうしたリスクはおおむね制御可能なもので、リスクの予防・解消に向け的を絞った措置を講じている」と説明。

 さらに「中国のマクロ政策は現在、安定の中で向上を追求する」ことを基調としている。具体的には、マクロ政策は安定させ、ミクロ政策は柔軟性を持たせ、社会政策は底上げを行う必要がある。中国は経済発展パターンの転換を加速し、新たな工業化・情報化・都市化・農業現代化の推進に力を入れると同時に、イノベーションを原動力とする発展戦略を実施し、内需の拡大に努力しており、伸び代は非常に大きい。中国の経済発展パターンの転換は今まさに山場にあり、大きな市場の潜在力と新たな成長源をもたらす。中国が困難や課題を乗り越えながら今後も健全で長期的・持続的な経済発展を維持することはまったく問題がない。われわれは大きな自信がある」と語った。

 米国との経済関係については、「経済関係は一貫して中米関係の重要な礎だ。世界で1位と2位の経済大国として、中米両国はすでに高度に相互補完し利益が深く絡み合った経済関係を構築している。中米協力は両国の発展に資するだけでなく、世界経済の成長にも重要な意味を持つ。われわれはチャンス意識、ウィンウィン意識、イノベーション意識を高め、二国間の経済協力を深化・開拓し、新たな利益の接点と協力の成長点の発掘に努めるべきだ」と指摘。

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