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外交史上前例のない「習・オバマ会談」、6-7時間を共に

 ワシントン・ポストによると、中国首脳の訪問日程は中国の自信を示している。習近平国家主席はまずトリニダード・トバゴ、コスタリカ、メキシコを訪問した後に、ようやくカリフォルニア州でオバマ大統領と会談する。しかも盛大な式典を伴うホワイトハウスでの会談も求めなかった。韓国紙・朝鮮日報は6日付で「中米首脳は2日間で6、7時間を共にする。これは両国の外交関係において前例のないことだ」と指摘した。環球時報が伝えた。

 「外交儀礼にこだわらず、両国の首都から遠く離れ、2日間にわたり行なわれる会談は、これまでと目標を全く異にする。相互理解と両国の直面する試練に専念し、将来一層の成果を上げられるよう、米中首脳は共に快適に過ごすことを望んでいる」。6日付ロサンゼルス・タイムズは米中サミットの展望について、両国首脳の抱える懸念材料も列挙した。互いの戦略的意図に対する猜疑、朝鮮半島から東中国海そして南中国海の日増しに厄介になる安全保障環境、太平洋での軍事競争、中国のサイバー攻撃、米国企業の技術や機密の窃取、両国の重大な経済戦略の相違などだ。

 AFP通信は6日付で「米国の選挙シーズンの反中の波はすでにおさまった。双方の会談は米中の大国間関係にとって新たな出発点となる。米中双方は両首脳がオアシスのオリーブの木の下、蝶々に囲まれて個人的な信頼関係を築くことを望んでいるようだ。両氏は金曜日に二者間の非公式会談を行い、記者の質問を受け付け、プライベートな夕食も共にする。土曜午前も会談は続けられる」と報じた。韓国紙・朝鮮日報は6日「中米首脳が2日間で6、7時間を共にする。これは両国の外国関係において前例のないことだ」と報じた。

 今回の中米首脳会談はなぜこれほど重要なのか?6日付ワシントン・ポストは、将来の米中関係を定義する助けになるからだと解釈した。記事は「米中首脳はカリフォルニア州の砂漠の農園で、世界で最も重要な二国間関係の今後数年間を定義する可能性がある異例の会談を行なう」と報じた。

 「オバマ大統領は、今後彼に代わって世界最大の経済大国の指導者になろうとしている人物と会談する」。米誌フォーブス電子版の5日付見出しは、西側の少なからぬメディアが強調する中米会談の「大きな背景」でもある。記事は、購買力平価で早ければ2015年に中国が米国を抜いて世界最大の経済大国になる可能性があるとの経済協力開発機構(OECD)のデータを紹介。第2次大戦後、世界最大の経済大国であることが米国人にとってずっと誇りであったことを指摘した。

 ウォール・ストリート・ジャーナルは5日付で「米中両国首脳の直面する1つの重大な問題は、米中の新たな権力関係を今後いかに築くかだ。台頭する大国が旧来の大国にとって試練となる時、往々にして衝突がもたらされることは歴史が証明している。ホワイトハウス高官は、双方の目標はこうしたシナリオを打破し、衝突を回避することだと述べた」と報じた。(編集NA)

 「人民網日本語版」2013年6月7日


【特集】習近平主席が中米3カ国歴訪、オバマ米大統領と会談

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