習近平主席がナザルバエフ大統領と会談
習近平国家主席は7日、カザフスタンのナザルバエフ大統領とアスタナで会談した。両首脳は中国・カザフスタン関係の発展を総括し、今後の協力について全面的な計画を立て、両国の包括的・戦略的パートナーシップの深化について広範かつ重要な共通認識にいたった。
習主席は「中国とカザフスタンの包括的・戦略的パートナーシップは善隣友好と互恵協力の模範だ。中国は断固として、カザフスタンが自国の国情に合った発展路線を歩むことを支持し、カザフスタンが国家の主権と独立を守り、経済・社会発展を促進することを支持し、カザフスタンが国際・地域問題で建設的役割を発揮することを支持する。カザフスタンとの友好協力の発展は中国外交の優先的方針だ。カザフスタン側と手を携えて努力し、両国関係がさらに高い目標へと邁進し、実り豊かな成果を上げ、両国の発展・振興事業により良く貢献するとともに、地域の平和と繁栄に一層の貢献を果たすよう促したい」と表明した。
ナザルバエフ大統領は「習主席の今回の訪問は両国指導者の緊密な交流という良き伝統に沿ったものだ。両国は高度に信頼し、相互に支持し、真摯に協力している。カザフスタン・中国関係は善隣友好の例証だ。カザフスタン国民は中国の発展・繁栄を自らの発展・繁栄と見なし、中華民族の偉大な復興という奮闘目標が見事達成されることを心から祈っている。情勢がどう変化しようとも、カザフスタンはいつまでも中国の良き隣人、良き友人良きパートナーであり、中国側と手を携えて共に進みたい」と表明した。
両首脳は国境をまたぐ石油・ガスパイプラインの建設をしっかりと進め、石油・天然ガス開発・加工協力を強化し、カシャガン油田への中国石油天然ガス集団の資本参加を支持する方針を強調。民生用原子力、新エネルギー、クリーンエネルギー分野で新たな協力の目玉を打ち出す必要性も指摘した。
また「中国とカザフスタンはより広範な分野の協力で大きな潜在力を持つ。双方は各自の発展戦略と結びつけて、2国間貿易構造を改善し、貿易の多元化を促し、協力の規模を拡大し、質を高め、2015年までに2国間貿易額を400億ドルにするとの目標の達成を確保する必要がある。ネットワーク連結、農業、ハイテク、地方など非資源分野の協力を加速し、両国間の自国通貨決済を推し進める必要がある」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年9月8日
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