G20首脳会議 注目集まる二国間会談の行方
現地時間4日、18時50分頃、中国の習近平国家主席は専用機でサンクトペテルブルクに到着、5日、6日両日に開催される第8回G20サミットに参加する。G20サミットは重要な国際外交の舞台だ。今回のG20サミットではいずれの二国間の首脳会談が注目されているのだろうか。新京報が伝えた。
中国外交部(外務省)によれば、習近平主席はサミット期間中にロシアのプーチン大統領との会談を予定しているという。
プーチン大統領の外交政策顧問のユーリ・ウシャコフ氏によれば、今回のG20サミットでプーチン大統領は、中国の習近平主席、英国のキャメロン首相、日本の安倍晋三首相、韓国の朴槿惠大統領を含む複数の首脳との会談を予定している。
過日のスノーデン事件を受け、予定されていた米国のオバマ大統領とプーチン大統領の会談は取り消されている。だが、8月末、英国メディアが暴露した通り、オバマ大統領はサミットでプーチンと接触するだろうが、会談はいまだ確定していない。
このほか、中日関係、韓日関係の緊張状態を背景に、日本は中国及び韓国の首脳との対話希望を表明している。このサミットで、日本の安倍首相が習近平首相や朴槿惠大統領との会談を実現できるか、各方面から注目が集まっている。
8月27日、中国外交部のプレス・ブリーフィングで、サミットでの中日首脳会談実現の可能性に関する質問に対し、李保東外交部副部長(外務次官)は「日本国内の政治勢力は歴史問題について、いまだに騒動を起こし続けている。公然と世界の反ファシスト運動が勝ち取った成果を否定し、人類の良識に挑戦している。このような対話の土台がない状況で、日本側のこのような首相とどのようにして会談を設けたらいいのだろうか?」と回答している。
韓国紙・朝鮮日報は8月にある韓国高官の話を引用し、G20サミットで朴槿惠大統領と安倍首相が接触する可能性は言及しているが、正式会談の計画は進んでいないと報道している。(編集EW)
「人民網日本語版」2013年9月6日
【特集】習近平主席が中央アジア4カ国歴訪 G20と上海協力機構首脳会議出席