24省が最低賃金引き上げ 上海が月1620元でトップ
湖北省は1日から最低賃金を引き上げた。現在までに上海市、広東省、天津市、浙江省、北京市、山東省、山西省、河南省、江西省、広西チワン族自治区、深セン市、甘粛省、陝西省、貴州省、新彊維吾爾(ウイグル)自治区、江蘇省、四川省、遼寧省、寧夏回族自治区、吉林省、雲南省、安徽省、福建省、湖北省が最低賃金を引き上げた。上海は月給1620元で全国最高。時給では北京と新疆が15.2元で最高だ。中国新聞網が伝えた。
■今年は昨年より多くの省が調整の見通し
人的資源社会保障部(人的資源社会保障省)のまとめでは、2011年には全国24省(直轄市、自治区)が最低賃金の調整を行い、平均22%引き上げられた。2012年は25省(直轄市、自治区)が調整を行い、平均20.2%引き上げられた。2013年は現時点ですでに2011年と同数の省(直轄市、自治区)が調整を行っており、2012年と比べても1つしか違わない。年間では昨年より多くの省(直轄市、自治区)が調整を行う見通しだ。
中国「最低賃金規定」は最低賃金について、通常月給と時給を基準として採用するとしている。月給基準は全日制労働者に適用、時給基準は非全日制労働者に適用する。各地方政府は最低2年に1回最低賃金を調整する。
この他、国務院が了承の上関係機関に配布した「所得分配制度改革の深化に関する若干の意見」は、経済発展や物価変動などの要素に基づき、最低賃金を適時調整し、2015年までにほとんどの地方で最低賃金水準を現地都市従業員の平均賃金の40%以上とする方針を打ち出した。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年9月1日