台湾、富豪子息のモデルレイプ事件 求刑30年
台湾の大富豪・李岳蒼氏の息子である李宗瑞・容疑者(27)が今年8月、女性芸能人やモデルなど60人以上に薬を飲ませ暴行を働いたとして逮捕された事件で、台北地検署は捜査を終了し、6日に「性自主妨害罪」など45の容疑で起訴した。すべての罪を合わせると求刑209年になる。ただ、台湾の法律では最高30年しか求刑できず、検察側は裁判官に重い処罰を求めた。中国国営の通信社「中国新聞社」のウェブサイトが報じた。
8月23日に警察に出頭した李容疑者はこれまで、警察の取り調べに対して、一貫して容疑を否認しており、「合意のもと」と主張しているという。さらに今月5日、検察側に、「保釈」まで要求したという。
検察側は、李容疑者が薬物依存症の可能性があるとして、治療施設に送って観察するよう裁判所に求めた。
一方、当時、李容疑者の逃走に関わったとされる李容疑者の両親やモデルで恋人のJoyceなどは、証拠不十分で一部不起訴処分となった。(編集KN)
「人民網日本語版」2012年11月8日