桜の名所・武漢大学 17日雨でも花見客5万人
桜の名所として有名な武漢大学(湖北省)。今見ごろを迎えており、雨となった17日も、大勢の花見客でにぎわい、桜通りは美しい傘の世界になった。武漢晩報が報じた。
同日は、早くから桜を楽しみに花見を計画し、地方から訪れた花見客が多かった。うち広東省広州市からきたという林さん(女性)は、武漢大学の桜を見ようと、16日の午後に高速鉄道(中国版新幹線)に乗って武漢市に到着したが、この日はあいにくの大雨だった。17日中には広東省には戻らなければならないため、3歳の娘ら家族と共に訪れたという。
一方、同じく広州市から同僚7人と共に来たという画家の連さん(男性)も16日に同市に到着。美しい桜をキャンバスに収めようと楽しみにしていたものの、雨に見舞われ、筆をカメラに変更。花見客の流れに乗って、花見を楽しんだという。ただ、連さんは絵が描けなかったため、やはり心残りだという。
花見客でにぎわう時期になると、同大学の学生も大忙しになる。故郷の友人や以前のクラスメート、親戚などの「接待」が始まるのだ。同大学の資源・環境学院に通う女子大生・喩さんは同日午前だけで、江西農業大学に通う友人8人を案内したという。
案内に追われると学業や生活に多かれ少なかれ支障が出てしまうが、同大学の新聞(ニュース)学院の李さんは喜んで引き受けていると語る。「毎年この時期になると、以前の同級生達が遊びに来る。1年に1回のことだからしょうがない。それに、同大学は中国全土で一番きれいな学校と言われているのだし」
同日、同大学は2013年度の博士課程・大学院生の入学試験も実施したが、同大学の保衛処の責任者によると、受験生とその親達を除いて、花見客が約5万人訪れたという。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年3月18日